産後めまいや貧血
2017-09-29
産後のめまい分娩の出血
産後めまいや貧血といった症状の対策について書いてみたいと思います。
辛い出産をようやく終えて、さあ育児を頑張ろうという時期に、体調不良を訴えるお母さんも少なくありません。
出産後は、産前の状態に体が急激に戻ろうと変化する産褥期というのがあって、産後6~8週間は変化が顕著に見られます。
この産褥期に体調不良を訴えるお母さんがいて、特に産後めまいや貧血といった症状を訴える方がたくさんいます。
産後めまいや貧血を引き起こす原因としてはいくつか考えられますが、出産時の出血も原因のひとつです。
陣痛や分娩時の痛みから自覚する方はいませんが、分娩の際にはかなりの出血を伴っています。
母子手帳を見ると血量が分かりますが、それ程の出血をするとその影響により鉄分が不足して貧血気味になってしまいます。
授乳と貧血の関係
また、母乳はお母さんの血液で出来ていて、その為完全母乳で育てているお母さんは、血液の主成分である鉄分が母乳で使用されるので貧血になりがちになります。
それから、産後はのんびりとしていた妊娠生活から一変して、24時間赤ちゃんのお世話に追われて、お母さんは休む暇もないのです。
特に生後3ヶ月くらいまでは夜中の授乳回数も多いためにお母さんは寝不足になって、長期間の睡眠不足は慢性的な疲労以外にも、低血糖を引き起こすためにめまいや立ちくらみ、貧血の原因になります。
自律神経とストレス
自律神経は、活発に活動している時に働く交感神経と、リラックスしている時に働く副交感神経とがあって、この2つがうまくバランスをとることで正常な体調を保っているのです。
しかし産後は慣れない育児などで気が張っているので、どうしても交感神経が働きすぎた状態になり、自律神経のバランスが乱れてめまいの原因に直結してしまいます。
このような産後めまいや貧血の症状を感じたら、どのような対策をすると良いのかというと、何と言っても寝不足やストレスには休むのが一番ですから、時間を見つけて少しでも休むことです。
睡眠が大切
十分な睡眠をとる事が最も有効な予防策の一つです。
例えば赤ちゃんがお昼寝している時は一緒に睡眠をとることで体力が回復しやすいです。
赤ちゃんがお昼寝している間に色々やりたい気持ちもあると思いますが、昼間でも家事は後回しにしてできる限り睡眠をとる事で必要な体力が回復しやすいです。
ご家族のサポートも大切です
ご家族のご協力が得られる場合、お父さんにも育児に参加してもらいお母さんのサポートをしてもらうことです。
何度か練習を重ねるうちに上手に育児ができるようになるので、褒めて育児も楽しいと思わせるようにしましょう。
栄養で貧血を予防する
血液不足には食事に気をつけることも大切です。
血液の材料となる鉄分・タンパク質・銅・ビタミンB・葉酸などを、できる限り積極的に摂取することです。
その為には、緑黄色野菜・レバー・魚類・肉類・海藻類がおすすめですが、ゆっくり料理をしている時間がない時には、サプリメントや病院で鉄剤を処方してもらい活用しましょう。
自律神経の乱れはストレスも大きく関係しているので、ストレスを溜め込まないように赤ちゃんと一緒にお散歩に行って気分転換をするなど、ストレス解消を心がけることです。
整体でバランスを整える
また、整体院や整骨院で施術を受けることで自律神経のバランスが整うこともあるので、気分転換を兼ねて受診してみるのも良いでしょう。
産後の育児期間中は何よりお母さんの体が資本になるので、体調不良の改善を心がけて育児をすることです。
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